2014/11/29

ビニール張り

2014年11月29日 旧暦10月8日


今日、ミニトマトを栽培しているパイプハウスにビニールを張りました。
予定では来週末の『大寒』(大雪の間違いでした。)あたりをイメージしていましたが、1週間前倒しで終わらせました。保温効果が高まり、着色のスピードも一段と速くなることでしょう。
現在、1日おきで収穫・出荷を始めたばかりですが、ビニールをかけたことで出荷量も増えていくと思います。収穫の喜びと比例して忙しくなっていく農園の作業ですが、最近キドクガの幼虫をちらほら見かけるようになってきたので、近いうちに夫婦総出で捕獲大作戦(キドクガに関してはいまだに有効な天敵が見つけられず、人力で捕まえて数を減らしています。)を計画しなくてはいけなくなってきました。
年末に向けてマンゴーハウスのビニール張りやミニトマトインゲンパッションフルーツと収穫も増えていき、マンゴーの花吊り準備なども進めていかなければ…。


2014/11/28

お知らせ

2014年11月28日 旧暦10月7日


いつもお世話になっている南城市の直売所『花野果村』さんが、明日新規オープンする『奥武島おさかなセンター』(奥武島いまいゆ市場でした。失礼しました。)に店舗を移転するそうです。
明日の12時から記念式典開催後、13時ころより祝賀会があるそうです。マグロの解体やモズク、地域のお野菜などが購入できるようです。
当農園のミニトマトも少量ですが販売しますので、明日の予定が決まっていないという方は、ドライブがてら遊びに行くのはいかがですか?


2014/11/27

薬草茶

2014年11月28日 旧暦10月7日


妻が最近、図書館で借りては返し、返しては借りを繰り返している本が東条百合子さんという方が書いている自然療法の本なのですが、自分も少しだけ読んでみました。
なんとなく『薬草でしょ』位の知識しかない私は、日常的によく見る草花が薬草として使われていることに改めて驚きました。
そんななか、妻が最近蓄膿症気味らしいので蓄膿症で調べてみると、書いてありました。
『オオバコ』『ヨモギ』を煎じて飲むべし。(細かいことはいろいろと本に書いてありますので、今回は割愛します。あしからず…。)
なんと!どちらもそこらへんにふつうに生えているではありませんか!これならすぐ試せると思って昨日収穫してきました。
保存用に乾燥中ですが、どうやらお茶にして効果を試すまでもなく、すでに妻の調子は自力で回復しつつあります。
一歩遅かったようですが、自然療法の世界に興味を持ついいきっかけになった出来事でした。

写真は、農園に自生しているオオバコヨモギ

2014/11/26

ミニトマト販売開始!

2014年11月26日 旧暦10月5日


今日、ミニトマトの葉かき、誘引及び収穫をしました。
そして、去年よりも約1ヶ月早いミニトマトの販売を明日のパンの日から開始します。
パンの日とは、私の妻のお店『zakka+yoga chichi』(http://zakkacafechichi.ti-da.net/)で毎週木曜日、おとなりの『matte pan』(http://www.mattepan.com/index.html)さんの自家製天然酵母パンを販売しつつ、断舎利マーケットありつつ、雑貨や子供服なども販売しつつ、ママさんたちが日々の出来事や子育ての事、食事のことだったり遊びの事なんかを話しながらのんびり開催されているイベントで、私も晩御飯を囲みながら、『今日の出来事』を聞くのを毎週楽しみにしています。
そんなパンの日に、沖縄楽園.com謹製、有機JAS認定農場で農薬も化学肥料も使用せずに栽培された、GMOFREEの固有種ミニトマト(長い…、もう少しいいよび方ないかなぁ。表示するまでもなく、当たり前の事になっていけるのが目標なんですけど…。)が並びます。
まだ収穫量が安定しないので販売数量は少ないですが、これから少しづつ増えていきますのでよろしくお願いします。


写真は誘引後のミニトマト。早い株は自分の背丈ととそれほど変わらない大きさまで成長しています。

2014/11/22

堆厩肥仕込み

2014年11月22日 旧暦10月1日


今日は恒例の堆厩肥切り替えし及び仕込みをしました。
前回の踏込温床法式が功を奏して、1次発酵の状態が普段よりもとても良い!足場板で作った枠を外して、切り崩していくとまだホカホカと温かい状態の、すでにホロホロになりつつある堆厩肥が顔を覗かせました。思わず手でつかみ鼻に近寄せ匂いを嗅いでみると、乳酸菌をたっぷりと包み込んだほんのり酸っぱい山土の匂い。キノコが生えてきている場所までありました。この状態で1次発酵終了した堆厩肥を切り返して積み上げ、2次発酵へと駒を進めます。
天然酵母を育てながら生地をこねて焼いている自家製天然酵母パン屋さん『matte pan』さん「matte pan」(http://www.mattepan.com/index.html)曰く、『沖縄の春と秋は菌の活動がいいみたい。人間が気持ちいいと思うくらいの気候は、菌にとっても気持ちいい時期の様子』だそうです。う~む納得。
そして、を変えてからもなんだか発酵の具合がよさそうです。というのも当農園には、農業用水は来ておらず、代わりに上水道を引いていますが、いままで炊事で使うエリアの水だけメイスイの業務用浄水器を通して濾過していました。しかし影響を受けやすい私は、『発酵道』「発酵道の記事はこちら」(http://okinawarakuen.blogspot.jp/2014/10/blog-post_15.html)を読んでからというもの、寺田屋さんに続けとばかりに元栓の部分に浄水器を移設して農園で使用するすべての水を濾過することにしたのです。
堆厩肥の厩肥の出所は、当農園でお世話しているポニーの『ユニバ社長』と、ヤギの『メイ副社長』がお出しになるGMOFREEのお便りを使わせていただいております。
それをある程度の量が集まった段階で、草刈り後に積み上げて置いてある刈り草と一緒に仕込みます。


写真は最近蛍が出てきましたねの1枚。昨日の夜はぴかぴかきれいでしたよ。今日は新月なので夜奇麗だろうな。

2014/11/21

ガールズスクエアに行ってきました。

2014年11月21日 旧暦閏9月29日


今日、那覇に納品に行く機会があったので沖縄ガールズスクエアにある、おきなわBeeHappyProject展示ブースも見てきました。
沖縄ガールズスクエアは、白で統一された清潔で開放感のある素敵な空間で、女性企業家を応援する場所を提供したい!というコンセプト通り、Cafeや共同で使用できるOffice、キッズスペースや、小さいながらも本格的な店舗スペースなど、いろんな可能性が溢れ出てきそうなクリエイティブな環境にびっくりしました。
これからの展開が面白そうな場所です。
那覇にお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがですか?詳しくはホームページへ。
沖縄ガールズスクエア(http://www.girls-okinawa.jp/)


写真はおきなわBeeHappyProjectの展示ブースです。
ミツバチの生態が説明されているボードや資料とともに、ミツロウで作られたロウソクやリップクリーム、はちみつなどの展示及び販売をしています。ミツバチが集めてくる蜜や花粉がどういうふうにミツロウやはちみつになっていくのか実際に見て触れて学べるいいブースになっています。おきなわBeeHappyProjectの詳しい活動等はフェイスブックページがありますのでそちらをご覧ください。
おきなわBeeHappyPJ(https://www.facebook.com/okinawabeehappypj)

2014/11/20

簿記講習会

2014年11月20日 旧暦閏9月28日


今日は月に1度の簿記講習会がありました。
帳簿の入力をしながら係りの人に『固定費変動費をわけて帳票に出力する方法』について相談していたんですが、どうやらソリマチ農業簿記にはそのような機能はついていないそうです。
ある程度自分で振り分けて表を作るしかなさそうです。
大したことではないのですが、せっかくコンピューターに打ち込むんなら一発で出来るのかな?と思ったもので。。。
この固定費変動費を表で出してみると、次年度の予算を組むときに何かと重宝するので結局作成することになるのですが、横着して表を作ろうとしたらダメでした。
それでもあきらめきれないので、何かいい方法がないか模索中です。


写真は今朝2回目の収穫に行ったクワの実の写真です。今回の実はとても大ぶりでとても甘く、特に東側の実は最高級品でした。今年は本当に大豊作であと1回は収穫できると思います。今日もしっかり調理用ボール3台分は確保しました。

2014/11/19

負のループはいつまで続く?

2014年11月19日 旧暦閏9月27日


今日のNewsで、遺伝子組み換え作物に対して耐性を持った虫が確認された記事がありました。ロイター通信(http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKCN0J20AL20141118)

そもそも虫が耐性を持つ仕組みは今に始まったことではなくて、農薬の歴史が始まって以来ずっと繰り返されてきてわかっていることなのに、なぜ同じ過ちを繰り返すのでしょうか。除草剤耐性を持った雑草もはびこりだして、遺伝子組み換え作物に依存している産地はさらに農薬をかける悪循環。
遺伝子組み換え技術が目指す永続可能な農業とは、特許を主張する種を売りつけ、自社の除草剤を使用させて、効かなくなってきたらさらに強い薬。そして、もっと効く薬くれと生産者はあえぐ。
何かの図式とよく似ています。
永続可能なのは、泥沼にはまった生産者がほしがるものを蓄えている会社だけ。農薬と除草剤と化学肥料で土地は疲弊して、それでも作れと搾取して、やせ細っていく大地に生産する力は残りません。そして、砂漠へ。。。
これで世界がよくなっていくのでしょうか?我が家の7歳(失礼、8歳でした。。。)の長女でもわかります。
何もよくなりません。
この悪循環から抜け出す方法は、『もう2度と使わないと心に固く誓う事。』それだけです。どうせ同じ苦労をするなら、使わないことを心に決めて前に進むのみです。まず心が変わったら、行動が変わります行動が変わったら、結果がついてきます結果が見えだしてくると積み重なってきた努力が溢れだし、実を結びます。必ずいい結果につながります。
生産者のみなさん、依存していることを自覚して、本当にその技術や薬や化学肥料が必要なのか慎重に見極めてください。未来を変えるトリガーは私たち生産者なのです

自ずから然り。

2014/11/18

定例会

2014年11月18日 旧暦閏9月26日


今日は月に一度の定例会がありました。今回の内容としては、
  • 北海道のマンゴーの事
  • 宮崎のマンゴーの事
  • 宮古のマンゴーの事
  • 八重山のマンゴーの事
  • ネオニコチノイド系農薬の事
  • 樹冠下の管理の事
その中から、ネオニコチノイド系農薬のミツバチに対する影響について少し書きます。
現在マンゴーで登録されているネオニコチノイド系農薬は、
  • アドマイヤー
  • モスピラン
  • ダントツ
  • アクタラ
が挙げられますが、農薬会社が表示している収穫前使用時期30日等の期間ではミツバチに影響が出る可能性があるので、今から花芽に向かうこの時期からは使わないようにとの話でした。
ある生産者の話では、『150日以上期間を開けないとミツバチの活動が鈍いようだ。』という見方もあるようです。
このネオニコチノイド系農薬は去った6月、農林水産省ミツバチに影響を及ぼす可能性について認めた農薬です。部会で使わないように指導するのは当然の結果だと感じました。
ポリネーターミツバチがいなくなるということが生態系にどれほどの影響を与えるか計り知れません。もっと事態を深刻に考え、1日でも早く生産中止になることを強く願います。

2014/11/17

クワの実

2014年11月17日 旧暦閏9月25日


昨日妻のお店の大家さんのおうちにあるクワの木の実を家族総出で収穫してきました。
今年の実のつき方は半端じゃないくらいの豊作で、とってもとってもなくなりません。調理用のボール3台分いっぱいに持って帰りました。
収穫のそばから食べ続ける長女と次女の顔の周りはクワの実の汁で紫色。収穫している指先も汁で紫色。ほんとに幸せなひと時でした。
収穫した実は早速妻が自家製ジャムに加工してくれて、今朝は地粉のホットケーキにクワの実ジャムと、秋の百花蜜という幸せコンボにありつけました。
私たちの農園も、放っておいても毎年恵みのあるこの桑の木の様に、素敵な場所になっていくといいなぁとつくづく思いました。

2014/11/13

枝の誘引終了

2014年11月13日 旧暦閏9月21日


やっとマンゴーの枝の誘引にメドがつきました。ここに来るまでに何度挫折しそうになったことか。(笑)
その間相手できなかったミニトマトが暴れまくっております。次はミニトマトの誘引及び葉かきが待っています。
パッションフルーツの授粉及び袋かけも継続中。
だんだんやることが増えてきています。収穫がまともに始まってきたらと思うと・・・。


2014/11/12

やっぱり収穫はうれしいですね!

2014年11月12日 旧暦閏9月20日

ミニトマトの収穫が少しづつ始まってきました。
沖縄も曇りの日が続くと寒く感じるようになってきました。去年は今くらいの時期にミニトマトの定植をして、収穫開始が1月初旬だったはずですから、かなり早い収穫開始になりました。
まだ、パイプハウスにはビニールをかけていませんのでしばらくは寒暖の差がバッチリ効いたいいミニトマトが取れるでしょう。まだ収穫量が安定しないので、我が家の長女と次女の胃袋にしっかり収まっています。
安定的にとれるようになったら直売所等に置かせてもらうので、その時は追ってまた報告します。
インゲンも小さな実がつき始めました。今月末位には少し採れそうです。今年のお歳暮は当農園の農薬・化学肥料・GMO不使用有機栽培ミニトマト・インゲン・パッションフルーツ内堀養蜂園無添加・非加熱純粋はちみつのセットなぞいかがでしょう?

2014/11/11

記帳説明会

2014年11月10日 旧暦閏9月18日


税務署と青色申告会の共催で記帳説明会があったので行ってきました。全体的には白色申告をしている人向けの内容でしたが、いい話も何点か聞くことが出来ました。
なかでも、「帳簿が自分の身を守る盾になる」「摘要欄の重要性」についての話は聞けて良かったと思います。
帳簿における摘要欄の重要性というのは、消費税法というのに関係してくるようで、今現在、消費税を納める義務のある人は年間の売上が1000万円以上の人からが対象で、どの部分に対して課税されるかというと、

例 (わかりやすく5%でざっくりと計算)

売上1000万円-経費700万円=所得300万円と仮定して、消費税はそれぞれに照らして計算すると、
売上に対して入ってきた消費税分50万円-経費に対して出て行った消費税分35万円=差額分の消費税15万円が支払う金額となりますが、
ここで重要になってくるのが摘要欄の書き方で、消費税法というのでは摘要欄に「どこで、何を」が記されていないと経費として認められないそうです。(そもそも、摘要欄に「どこで、何を」がないと帳簿とは言わないそうです。)

つまり、支払った経費に対して出て行った消費税分35万円が経費とみなされず、売上に対して入ってきた消費税50万円分が消費税として徴収されることになるという事でした。

税の仕組みって怖いですね。。。あくまでも税務調査が入ったらの話ですが・・・。

補足として、消費税が始まったころ3%だったの覚えてますか?その当時、納税義務者は年間売上3000万円以上の人からでした。
その後5%に消費税が上がりそのあたりで増税8%~10%の議論があったのを覚えてますか?ここで何が起きたかというと、消費税納税義務が売上1000万円以上からに引き下げられて、納税義務者のすそ野を広げました。
そして今、消費税が8%に上がり、売上の大小にかかわらず、すべての自営業者に帳簿の記帳義務が発生して、もしかしたら次は消費税納税義務の売上1000万円以上という枠が撤廃、もしくは引下げになるかもしれません。

もしそうなったとき、自分の身を守ってくれる帳簿のつけ方を、今のうちにしっかりと学んでおいた方がいいと思いました。


2014/11/07

青ヒグー

2014年11月7日 旧暦閏9月15日


最近遺伝子組み換え作物について考える機会がよくあって、自分にできることは何かを考えていました。GM作物がどういうふうに使われているかとか、GM作物を使った商品を購入しない等、出来そうなことを考えていてふと気がついたことが。

それは、農に携わる者のせめてもの悪あがきとして、こぞって研究しているGM作物の品目を調べて、自分で栽培できそうな品目のNON-GM固有種を探して増やしていくという事。
そこでまずは、味噌やしょうゆ、豆腐等の生活に欠かすことのできない『大豆』から『沖縄在来の固有種』で調べてみました。

すると、ありました!沖縄在来種『青ヒグー』を平成17年からこつこつと草の根の活動で増やしてきている「那覇市繫多川公民館」「あたいぐゎープロジェクト」なる活動が!

早速連絡を取って種をわけてもらいました。
この『青ヒグー』は県の農業試験センターに保存されていた種を10粒だけわけてもらったことからちなんで、わけてもらえる種は10粒というスタートになりますが、簡単な栽培暦や施肥の目安、害虫等の書かれた説明書付きで、なおかつ公民館スタッフの方の親切な対応と説明でとても良かったです。ありがとうございました。

この「あたいぐゎープロジェクト」では毎年、収穫された『青ヒグー』を使って豆腐を作るイベントもしているそうです。来月12月6日の(土)に繫多川公民館広場で10時から公民館祭りと同時開催で催されるようです。興味のある方は下記まで連絡してみてください。
繫多川公民館(http://naha-kouminkan.city.naha.okinawa.jp/han-kou/index.html)
ちなみに駐車場はありませんでした。

わけていただいた大豆『青ヒグー』
積小為大の精神で小さな農民の悪あがき、始めてみたいと思います。

10粒のスタートは、播種適期が2月頃からなので今から準備を始めてプランターでも栽培出来ます。コツコツみんなで増やしませんか?『沖縄在来大豆青ヒグー』

2014/11/06

堆厩肥仕込み

2014年11月6日 旧暦閏9月14日


今日は恒例の堆厩肥の切り返し及び、仕込みをしました。

いつも仕込みの段階で積み込みが終わった刈り草と厩肥の上から水をかけて、自家製乳酸菌をまいて重しを置くだけでしたが、今回は積み込みの途中で2回に分けて上から踏み込む作業を入れてみました。
こうすることで材料が密着して発酵しやすい環境になるので、技術的に確立されていますが、ずぼらな私は最後に重しを置くだけで終わらせていました。
発酵状態が悪いようなことも特にないので問題ないようですが、冬に向かって外気温が少しづつ下がってきている事から、密着している方が発酵のスタートが早いような気がするというだけで、踏み込みを間に入れることにしました。
毎度のことながらかなり適当です。毎回思いつきで仕込み方が若干変わってたりします。それでも積み重ねていくことが一番重要だと思うので、こつこつと続けていきます。


写真は少し前に撮った宮古黒小豆の発芽状況。3世代目も無事発芽しました。今は大分出揃ってきて、もうじき間引きしようかなと考えている所です。

2014/11/05

実りの秋はすぐそこに

2014年11月5日 旧暦閏9月13日


赤くなり始めたミニトマトを見つけました。
第一花房の実が少しづつですが赤くなり始めてきました。思ったより早く色が上がってきていてびっくりしています。安定的に収穫ができるようになるのはまだ先ですが、なんだかうれしい気持ちになりました。

パッションフルーツも最初に受粉した実がテニスボール大くらいまで太ってきました。すでに袋掛けは始めていて、熟して袋の中に落ちたものから順次収穫していきます。

インゲンもツルが伸びてきてネットに巻き付き始めました。小さな花房もちらほらと見れる様になってきて、じきに花も咲きだすでしょう。

どれも年内の収穫開始が出来そうで、12月に向けてはパタパタと忙しくなりそうです。

2014/11/04

ギンネム

2014年11月4日 旧暦閏9月12日


今日は妻のお店の大家さんのおうちの草刈りや手すり修理等してきました。特におうちの周りに生えているギンネムの木の伐採がメインでしたが、庭の手入れや、掃除、植え木の枝の剪定など、ふだんなかなか出来ないことを一斉にやってきました。

5年ほど前に旦那さんが他界してからは、大きな作業はあるていどまとめてから、年に何度か自分が手伝いに行っています。作業の合間に大家さんが、「ギンネムは沖縄にはなかったんだよ」と教えてくれました。

さかのぼることアメリカ統治下の戦後沖縄、県内でも激戦区と言われる南部地方は一面の焼野原。緑なんかはどこにも無いというような状況で、当時のアメリカ軍が空の上から戦闘機でギンネムの種をばらまいて緑化したんだそうです。
ギンネムが選ばれたのは、どんな土地でもすぐに成長する生命力と、爆発的に増える繁殖力が決め手だったようです。調べてみると、ギンネムはマメ科の落葉低木ですが世界の侵略的外来種ワースト100にリストされていて外来生物法というのでは要注意外来生物に指定されているそうです。(こんなものを空からばらまくなんて・・・)

リストに載るだけあって、ギンネムの力は侮れません。毎年切っているにも関わらず、毎年確実に増えています。
沖縄では耕作放棄地などにもよく見られます。根が深く間伐干ばつに強く、自根に根粒菌を付けて成長も早いため、すぐはびこります。

対処的考えで問題を手っ取り早く片付けようとすると、こうした新たな問題が発生してきます。農薬や化学肥料等にも同じことが言えると思います。次から次へといたちごっこが繰り返される負の連鎖を正当化する企業がある限り解決できない事柄が山の様に。。。

物事に向き合って根本的な解決が出来るような人間になりたいと思う出来事でした。

2014/11/03

マンゴー枝誘引

2014年11月3日 旧暦閏9月11日


マンゴーの枝の誘引を始めました。


この時期から枝を腰の高さ位に誘引して、花が咲いたときに胸の高さ位で花吊りや、摘果作業を行うイメージで仕立てていきます。
部会ではハウスの反対側を枝などが邪魔にならず見えるようにしなさいと言われています。11月は枝の誘引と、花吊り準備の作業が主な仕事となります。


2014/11/01

報徳仕法

童門冬二著 「二宮尊徳の経営学」


なんだか思うようにいかない時ってありますよね。 何をやっても裏目に出るとか、気持ちが上がってこないとか。
この本にはそんな時に出会いました。
『二宮尊徳』頭に浮かぶのは「薪を背負って歩きながら本を読む少年の像」ではないでしょうか?
単純に「勉強頑張れよ!」の象徴だとばかり思っていましたが、実はとってもすごい人だったので紹介します。

金次郎(尊徳の元の名前)は農民です。それでも、生活には少しゆとりはあったようですが、少年時代に父親が他界、天災による農地の壊滅などで、何もなくなってしまうというところから人生をかけて自分の家どころか、本家、村、町などを立て直した、ものすごい根性の持ち主でした。

最近、何かと話題になるJAの株式会社化ですが、JAのそもそもの始まり、「協同組合」という枠組みを世界で初めて(諸説ありますが)作り上げた人でもあります。

その「復興の神様」「協同組合の父」が残した素晴らしい遺産の中に「報徳仕法」という考え方があります。


・報徳仕法の根本は「至誠」にあるとし、その上で「勤労」「分度」「推譲」が基本だと述べています。
「至誠」とは、まっすぐで思いやりのある心のことをいう。
「勤労」とは、熱心に働くことである。
「分度」とは、自分にふさわしい生活をすることである。
「推譲」とは、働いて得た余分は、将来の自分のために貯えたり、社会のために進んで譲ることである。 報徳仕法とはより抜粋


この精神に基づいて日々の生活を送り、数多くの大事業を成し遂げてきました。

この本を読み進めていくうちに、自分にまとわりついた目に見えないいろんなものが、こそぎ落とされていくような気持ちになり、読み終えるころにはすっかり身が軽くなり、やる気と希望が湧いてきました。

尊徳も私と同じ農民で、農民の立場から、農民の目線で、農民の言葉を使い、農民の心意気を伝えていきました。

私達が世に言う偉人たちは、それ相応のお家柄の人たちが大多数です。いい言葉もたくさんいただきました。ただ、尊徳の言葉ほど心にスーと染み込む様な出会いは、私の短い人生の中ではまだありません。

彼の言葉が心に響くのは、私が農民だからでしょうか。

今、「あなたの1番尊敬する人は?」と聞かれたら、迷わず『二宮尊徳』と答えるでしょう。