2015/11/30

マンゴーの葉の陰で、小さい蜂が巣を作っていたよ。

2015年11月30日 旧暦10月19日 小雪次候

朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)北風が木の葉を払い除ける(日本)
天気上勝地気下降(てんき じょうとうし ちき かこうす) 天地の寒暖が逆になる(中国)
11月も終わりを迎え、当農園ではイベントが目白押しとなる12月がついにやってまいりました。
最近、『12月周辺でいろんな行事が集中しすぎる』 事について妻と話していたのですが、

 私-『わかった!イベントを分散すればいいんだ!』

   妻-『どんなして?』

 私-『つまり、その、クリスマスを5月にやって、餅つきを8月で、正月を・・・』

   妻-『その時期にクリスマスとか餅つきとかやりたいわけ?』

 私-『いや・・・やりたくありません。』

という事で、結論から言いまして、12月のあわただしさからは逃れられないのであります。
その分、作業にかかる負担を減らそうかと思いましたが、やっぱり年を越す前に終わらせたい事が山の様にあるんです。

私の手帳には、月単位のスケジュールを記入できるページがあるのですが、12月だけはスペースが足りません。

なぜなのかわかりませんが、自分から進んでスケジュールを詰め詰めにしてしまうのです。

そんな私のバタバタも世界中に影響を及ぼしている、エルニーニョ現象のせいなのでしょうか?

1シーズンに桜が2度咲いたとか、梅雨の風物詩のアジサイが咲いたとか、砂漠が一面花畑になったとかを最近ニュースで見ましたが、マンゴー大丈夫かな?

貿易風よ、何を思って場を荒らす。
偏西風よ、いつも通りに吹き流せ。

北風よ、いつも通りに寒さを運んできておくれ。
南風よ、もう少し体を休めていておくれ。







2015/11/23

フクギの木より大きく育て!

2015年11月23日 旧暦10月12日 小雪初候

虹蔵不見(にじ かくれて みえず)虹を見かけなくなる(日本・中国)
沖縄は、台風の通り道です。これは今も昔も変わりません。今でこそ色々な設備も整い、台風対策も充実してきていますが、昔は暴風から家や田畑を守る為、樹を植えて防風林にしていたと言います。

少し前に部会の集まりで、『台風対策に敷地の外周に木を植えましょう。 それも、フクギがいい。苗で買うのではなく、実を拾ってきて乾かして種を直接埋めろ。」という話が出ました。

実際問題、発芽から成長段階を経て、台風の風を防げるようになるまでいったい何年かかるんだ?の話なんですが、敷地の周りが大きなフクギの並木に囲まれてるなんて素敵じゃないですか。

というわけで、その夢に乗っかる事にしました。

まずは、実を拾う所からですが、公園で娘たちと遊んでいる時に、『畑の周りにフクギを植えたいんだ』という話をしたところ、早速娘たちが公園で拾ってきてくれました。

全部で16個。

とりあえず、一番風当たりの強い南面に16個のフクギの実を埋めてみました。

ちゃんと発芽するんだろうか?

フクギの並木に囲まれている農園をイメージしながら、1粒づつ2.5m間隔で埋めていきました。

娘たちのダイレクトな反応に、しみじみ感心しつつ、フクギとともに立派に育ってほしいと思う、小雪初候でした。





2015/11/19

娘よ!ブランコが直ったぞー!

2015年11月19日 旧暦10月8日 立冬末候

金盞香(きんせんか さく)水仙の花が咲く(日本)
野鶏入水為蜃(やけい みずにいり おおはまぐりと なる)蛤になる(中国)
『ロッタちゃんと自転車』という絵本があります。

その絵本の主人公『ロッタちゃん』は、お兄さんとお姉さんみたいになりたくて、背伸び盛りの5歳の女の子。

そんなロッタちゃんはおませで生意気で、でもやっぱり5歳の女の子で、悔しくて泣いちゃったり、親友のお人形がいたり、わがまま言ったりと、非常に人間味豊かに描かれています。

我が家にも4歳真っ盛りの女の子がいます。

なので、ものすごい共感できる部分が多くて、家族ぐるみで大好きな絵本のひとつです。
(絵本としては非常に文字数が多いので、読み聞かせにはそれなりの覚悟が必要です(笑)。2015.12.9追記)
そんな我が家のロッタちゃんに、だいぶ前からせがまれていた『ブランコ』の修理にやっと手をかけました。

長いこと、やる事リストに鎮座していた『ブランコ』修理を終えて思ったことは、

やる事リストを眺めていて、目に入るたびに『あ~やらなきゃ』とほんのりブルーな気持ちにさせられていた猛者が、実質1時間程度の作業で片付いてしまったという事実。

う~ん、もっと早くに手をかけていれば、どれだけ心苦しい時間を減らすことが出来たのかと思うと、まだまだおしりが青い、3周目を迎えた年男でありました。





2015/11/16

今日も暑いと思うのは私だけでしょうか?

2015年11月16日 旧暦10月5日 立冬次候

地始凍(ち はじめて こおる) 大地が凍り始める(日本・中国)
(↑うそでしょ!?沖縄では、今日の作業で汗どぼびっちゃですよ!
どちらかというと、『日、相変わらず強く、汗かきまくる。風は冷たくなり心地よい。』が妥当です。)

昨日、色々な苗を購入して『いろんな畑』に彩りを添えました。当農園では畑1枚ごとに名前を付けてありますが、そのうちのひとつ『いろんな畑』です。

長女が命名し、畑の入り口には自分でペンキを塗って畑の名前を書いた看板まで設置しています。

そんな『いろんな畑』に今年もやっと手が入りました。

延々と続く草刈り作業にメドは立たず、疲弊した体にちょうどいい気分転換と刺激でした。

なぜ今年はこんなに草刈り作業に手こずっているのかと言いますと、いろいろ事情があって1年放置されていた畑をきれいにしている為なのです。

ここで日々思い知らされるのは、沖縄の植物たちの力強さの一言につきます。

1年触らないだけで、しっかりとジャングルになっています。そんなジャングルに草刈り機と鎌と鋏を持って立ち向かうという無謀な挑戦は、人間が決してわかりえない自然界の生命力を体感できる瞬間でもあります。

ぶっちゃけ、仮に重機で開拓したとしても、1年後にはしっかりジャングルになっていると思いますけどね。それほど、沖縄の植物たちはたくましいのです。

つまり、『定期的に手をかけてあげなければ、そのツケは大きいよ。』という事ですね。

まるで、確定申告前の自分に言い聞かせているような気持ちになりましたが、まさに今になって定期的にするメンテナンスの大切さを学んでおります。

皆さんも、もし放置しているなにかしらがあるようでしたら、今年のうちに片づけることができるように応援しています。


2015/11/09

ミニトマト定植しました

2015年11月9日 旧暦9月28日 立冬初候

山茶始開(つばき はじめて ひらく)山茶花が咲き始める(日本)
水始氷(みず はじめて こおる)水が凍り始める(中国)
少し遅くなりましたが、今年も固定種のミニトマト『ステラ』の定植を今日やりました。

今年は、ミニトマトを作るのやめようと思っていましたが、意外と自分が思っていたより反響があって、栽培をすることに決めました。

本当にありがたい話です。

ちなみに草刈りと刈り草集め及び片付けはいまだに進行中で、その合間を縫っての準備と定植になったため、時期が遅くなりました。

定植したそばから言うのもなんですが、収穫が楽しみです。



2015/11/03

採蜜作業しました。

2015年11月3日 旧暦9月22日 霜降末候

楓蔦黄(もみじ つた きばむ):もみじや蔦が黄葉する(日本)
蟄虫咸俯(ちっちゅう ことごとく ふす):虫がみな穴に潜って動かなくなる(中国)
沖縄の最高気温が30度を下回ってきて、最低気温が20度を切るようになってくると、じわじわとパッションフルーツの花が咲き始めます。

と言っても、パッションフルーツの開花には日照時間が重要で、短日期の開花を目指すのであれば、目安として秋分から春分までの間、電照設備が必要です。

そんなパッションの花が咲き始めた農園で、『内堀養蜂園の秋の百花蜜』の採蜜作業をやりました。

採蜜自体は春と秋の年に2回、行います。今年からは『国頭のパイナップル蜜』、『やんばるの森の蜜』とラインナップも増えて、『南部のサシグサ蜜』と合わせて3種類となりました。

今回の採蜜には、我が家の長女と次女も参戦。長女の仕事ぶりに驚き、とても成長を感じました。
保守派の次女の方はというと、遠巻きに作業を覗いていましたが、かまってもらえないのでご機嫌ナナメ。最終的には味見係として大活躍していました。

蜜ぶたを専用のナイフで切り落とし、遠心分離器にセットして蜜を取り、こしきを通して1斗缶に移し替えて作業は終了ですが、結構大変な作業なんです。

それを、率先して頑張る小学校3年生の背中に、大きな可能性を感じた父でした。