長い間ブログの更新が止まっていましたが、2016年ももう終わりですね。
最後の更新が2016年の1月なので、随分と時間が流れていたようです。
当面の間、農作業に専念するために、ブログ及びフェイスブックページなどの更新をお休みします。
思い起こせば今年は、マンゴーの花をまともに咲かせることも出来ず、苦しい1年でした。
新年を迎えるにあたり、新規に取り組むことや、見直すべきことなどに集中して、立て直しを図りたいと思っています。
皆様におかれましては、よいお年をお迎えくださいますよう、切に願っております。
2016/12/23
2016/01/30
敷草入れを始めました
2015年1月30日 旧暦12月21日 大寒次候
水沢腹堅(さわみず こおりつめる) 沢に氷が厚く張りつめる(日本)沖縄では冬の長雨に頭を悩ませております。
鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす)鷲鷹などが空高く速く飛び始める(中国)厲は{勵-力}
昨日の晩から今日の午前中までまた雨が降り、農園内の地面のいたるところに苔が発生しています。苔が発生するプロセスは大体見当がつきます。つまり、水が多すぎるのです。
あちらこちらに出来ている水たまりも、やっと姿を消すかなと思いきや、昨日の雨で水量を増やし、大きな池へと姿を変えてしまいました。
一応、大型のハウスの屋根にはビニールを張ってありますが、外周から入ってくる水の量もハンパありません。
水を切りたいこの時期に非常に頭が痛い事態が続いています。
マンゴーは株元へ敷草入れをしています。パッションフルーツやミニトマトにも同様に入れていきましたが、この敷き草の原料は有機栽培大麦若葉ですが、いろいろあって大量にいただいた為、潤沢に敷き詰めることが出来ました。
この素性のいい敷草が、心なごますいい香りをハウス内に広めているのがせめてもの救いで、気持ちよく作業を進めています。
一日でも早く晴天が続きますように。
2016/01/26
更新が遅れてます
2016年1月26日 旧暦12月17日 大寒初候
款冬華(ふきのはな さく)蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本)更新が若干遅れて、大寒の初候最終日になりました。
鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす)鶏が卵を産み始める(中国)
明日には次候が始まります。
ビニール張りもひと段落してホッとしたのもつかの間の大寒波でした。
沖縄本島で観測史上初となるミゾレが降ったそうですね。
相変わらず天気の方は調子が良くなく、気象庁の糸数観測所の1月1日から22日までのデータでは、日照時間はわずかに59.8時間、降水量は292.5㎜となっています。
マンゴーの樹に関していうと、花芽分化から出蕾迄のこの期間は出来るだけ乾燥した状態にしていきたいので、この3週間ほどの雨の量は困ってしまいました。
もう少し状況判断をシッカリして、屋根のビニールだけでも早めに張っておくべきでした。
あまり水分が多すぎると、花芽から葉目に変わってしまう危険性が高くなるそうです。花芽が確実に出蕾してくるまでは、気が気で無いというのが本心です。
未だ全体の1割にも満たない花芽しか確認できていないのが、さらに不安にさせます。
無事に、満開期を迎えられることができますように!
2016/01/20
ビニール張りももう少しでひと段落
2016年1月20日 旧暦12月11日 小寒末候
雉始雊(きじ はじめて なく) 雄の雉が鳴き始める(日本)野鶏始雊(やけい はじめて なく) 雄の雉が鳴き始める(中国)
3連棟の大型ハウスにビニールを張り始めてから正味3日程立ちました。
もう少しで張り終わります。
あとはこの谷間の両サイドを固めれば終了です。
今回は妻の手助けもあり、順調に作業を進めることが出来ています。
あと一歩頑張ります!
2016/01/12
雨が続いてます。
2016年1月12日 旧暦12月3日 小寒次候
水泉動(すいせん うごく)地中で凍った泉が動き始める(日本)相も変わらず不安定な天気が続いています。
鵲始巣(かささぎ はじめて すくう)鵲が巣を作り始める(中国)
沖縄は今日も雨、昨日なんかはものすごい大雨でした。
雨の合間を縫って、パイプハウスの屋根にビニールを張りましたが、固定がまだ不完全だったため、昨日の大雨で屋根のビニールにたまりが出来て、金魚鉢の様になってしまいました。
さらに、コンテナ事務所に雨漏りが同時多発的に発生して、現在事務所内のあちこちから水を受けるタライのポチャン、ピチャン、ピトピト、というしずくの音を聞きながら、このブログを書いています。
地面も十分すぎるくらい水を含み、歩くと水が浮き上がってきます。
この様子を見ると、どうやら地下水位も相当上昇している様です。
今週、大型のマンゴーハウスにビニールを張る為の準備をしたいのですが、思いもよらない長雨で作業が進まず、もやもやしています。
そんな中、ミニトマトの初出荷を今日しました。
定植が遅れ、1月の末頃に収穫予定だったミニトマトは、なんだかんだの暖冬のおかげで、2週間ほど前倒しで収穫開始になりました。
これも不安定な天気のおかげであります。
お蔭さまの気持ちで天気と向き合う日々の農作業は、発見や気づきの宝庫でもあります。
視点が変われば世界も変わる。
そんな事を考えながら、ビニール張りの段取りをどうするか、作業を細かく分解して組み立て直してみたいと思います。
写真は電照中のパッションフルーツ。
花芽の形成に必要な日照時間が足りない冬場の栽培スタイルです。
今年は、パッションフルーツの栽培面積を増やしていきたいと考えています。
2016/01/06
遺伝子組み換えは自分たちと密接な関わりがあります。
2016年1月6日 旧暦11月27日 小寒初候
芹乃栄(せり すなわち さかう)芹がよく生育する(日本)今日も雨が降っています。
雁北郷(かり きたにむかう)雁が北に渡り始める(中国)
事務作業にはいいですが、そろそろ晴が欲しい今日この頃です。
少し前に、目で見た季節感は人間だけが頼り切っている感覚かもしれないという記事をかきました。
寒さはいったいどこへやらhttp://okinawarakuen.blogspot.jp/2015/12/blog-post_22.html
この記事の後に知ったのですが、動物が持っている眼の始まりは、もともとは植物からもらった能力だそうです。
かなり古い時代にさかのぼるようですが、植物プランクトンが少しでもたくさん光合成できるように、光を感知できる光センサーのような器官が元になっているそうです。
その植物プランクトンをエサとしていたクラゲに近い生き物が長い年月をかけて、何かの拍子で植物プランクトンの光センサーの遺伝子を体に取り込んだことがきっかけで、飛躍的に動物は進化をしていくそうです。
その後、何故か遺伝子の数が4倍に増えるという出来事を経て、カメラ眼と言われる今の眼の基礎が出来上がったと言われているようです。
この、種を超えた突然の遺伝子組み換えは、自然界ではとてつもない長い年月をかけて行われてきているようで、自分たちの持っていない能力を身に付け、種の繁栄を築き上げるきっかけでもあったようです。
現代でいうと、企業の異業種間M&Aといったところでしょうか。
他にも、哺乳類がお腹の中で赤ちゃんを育てることができるようになったのも、とあるウイルスの遺伝子を取り込んだことで、出来るようになったようです。
このウイルスの遺伝子は胎盤に取り込まれ、免疫を抑制する力を発揮することで、母親の胎内で赤ちゃんが母親の免疫による攻撃を受けずに、育つことができるようになったようです。
こうしてみると意外に私達と遺伝子組み換えとは密接な関わりがあったのですね。
つまり、私が言いたいのは、
『時間をかければ、自然界で自然に、種を超えた遺伝子組み換えが起こりうる』
という事なんです。
言い換えれば、
人間が実験室で遺伝子を操作することが盛んに行われているようですが、この実験室で組み替えられた遺伝子達と私達が、どこかのタイミングで混ざり合う事が確実に否定する事が出来ないという事なんです。
私達の世代か、子供たちの世代か、はたまた何億年後かに、避けては通れない現実が待ち受けているという事を自覚しましょう。
だって私達の眼は、遠くさかのぼったご先祖様のクラゲの仲間が、エサとしていた植物プランクトンから頂いたんですもの。
2016/01/05
明けましておめでとうございます!
2016年1月5日 旧暦11月26日 冬至末候
雪下出麦(ゆきわりて むぎ のびる) 雪の下で麦が芽を出す(日本)新年、明けましておめでとうございます。
水泉動(すいせん うごく)地中で凍った泉が動き始める(中国)
本年もどうぞ、沖縄楽園.comをよろしくお願いいたします。
ここ沖縄では、年明けと同時に雨が降り続き、なんだか蒸し暑い日が続いています。
年末のイベントラッシュがひと段落して、農園ではミニトマトの葉かきに手を付けることが出来るようになりました。
ミニトマトも少しづつ色が上がってきているので、今回の葉かきで一気に収穫に突入しそうです。
パッションフルーツもポツリポツリと収穫し始めています。
いまいちはっきりと寒さが来ないまま、ぬる~い感じでなんとなく収穫が始まってしまうのが何とも言えませんが、まずは収穫の喜びを味わいたいと思います。
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